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 Diary 2001・12月1日(SAT.)

御生誕

 本日は夜から猛烈に忙しかった。これだけ忙しいのは、ほんとうに久しぶりだ。いったい何があったのか? なにか特別なイベントでもやっているのだろうか。大風流か? それとも 12 月に入ったからだろうか。なんにせよ、働く。

 クラタニくん、リエちゃん、シュウヘイくん、タクヤくんが来店。このたびシュウヘイくんとタクヤくんが大阪で立ち上げるイベントの名前をみなで考える。色々と悩んでいるが、なかなか決まらない。

 そもそも自分で自分の名前(自分のイベント名、ユニット名、ペンネームなど)を決めるのは、非常に難しいものだ。私は自分の子供の名前を自分で決めるのさえ、辞めた方がいい、と考えている。やはり誰か、自分の信頼できる人に決めて貰うのが一番だと思う。いわゆる「名付け親」という奴だ。基本的に名前は天からの授かりもので、その名に恥じないように頑張るのが、理想的なあり方ではないか。自分で自分の名前(自分の子供の名前)を決めてしまうと、天からの授かりもの、という感覚が薄くなるのではないか、と思うのだ。人間というものは、自分を越えた大きなもののためにじゃないと、なかなか頑張ったりできないものだと思う。なんにせよ、何とか名前は決まっていたようです。

 西友が閉まる直前に、ちょと足りないものを買いに走ったのだけれど、その時にお刺身が閉店前で半額になっていたので、思わず買う。金目鯛のお刺身。金目鯛とは珍しいなあ、と思いながら、何気なく手に取ると、「みんなでお祝い」というシールが貼ってある。何が目出度いのか? と少し疑問に思ったが、急いでいたので、そのまま気にせず買う。

 仕事が終わって、ぐったり疲れたのでタクシーで帰る事にし、御池通りを走っていると、自民党の事務所の前に「おめでとうございます」という垂れ幕が下がっているのが、一瞬目に入った。ん? もしかして…。

 家に帰って、ヤフーニュースを見ると、生まれている! 皇太子ご夫妻に、御子様がお生まれになっていた。なるほど。これは目出度いではないか。しかし、なんで誰も言わないのだ。教えてくれよ。そうか、それでこんなに今日は忙しかったのか。って、それは関係ないですね。

 御生誕を祝って、トモコとともに金目鯛をつつきながら、お酒を飲みました。(いや、本当は、そんな事とは関係なく、晩酌は毎晩やっているのですが)

小川顕太郎 Original:2001-Dec-2;