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 Diary 2001・4月21日(SAT.)

転勤

 クラタニくん & リエちゃん来店。クラタニくんは半年後の転勤を予告され、かなりブルーになっていた。「ソウルサバイバーズのために京都に残りたい、と言う訳にはいかないですしねえ…」とクラタニくん。いや、それは言ってもいいんじゃないかな。自分には大事にしている活動があって(やりたいことがあって)、現在の自分にとってはそれが一番大事な事である、それは仕事よりも優先順位は上なので、もしそれと仕事が衝突することがあるならば、もちろん様々な妥協・折り合いはつけるけれども、最終的には『それ』を採らざるを得ない。といった具合に。

 自分の生活・人生にとって何が一番大事なのか、どういう優先順位をつけるのか、といった事は、自らの人生哲学・ライフスタイルに通じることなので、そのことをはっきりさせるのは良いことだ。もちろん、人生哲学は研鑽されなくてはならないので、世間とぶつける事が必要だ。普段は別に口に出さなくても様々な局面で折り合いをつけたり、誤魔化したりして過ごしているのだが、今回の転勤のように、どうしてもそれでは避けようのない事態も起る。その時こそ、自分の人生哲学を鍛えるチャンスともいえる。一度はっきりと口に出し、喧嘩腰ではもちろんなく、相手に納得してもらえるように説明してみるのも良いことだと思う。それによって、自分の人生哲学の甘さ・欠点などがみえることもあるし、世間の実態がみえることもある。なんにせよそこから何かが得られ、人生哲学は研鑽され、人間的に成長するだろう。

「実は、半年後に転勤と言われたんですよ。だから、その半年の間に上司の気が変わらないかなあ、と、まあそれに賭けてみようと思っているんですよ。」

 ……ふむ。それもいいかもしれない。それもひとつの知恵・戦術だろう。なんにせよ、闘うのはクラタニくんだ! ノ−ザンソウル魂をみせてくれ!

小川顕太郎 Original:2001-Apr-23;