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 Diary 2000・9月27日(WED.)

エキスポピンチ!

 カウンターにはエキスポの二人、ヤマネくんとタケダくんがいて、明日我々と鶴橋に焼き肉でも食べに行こうかと相談していた。そこにババさんが来店。おもむろに箱を取り出して「一日早いですが、お誕生日おめでとうございます」と私にくれた。明日は私の誕生日だったのだ。

「明日ケンタロウさんの誕生日なんですか!? うわあ! 聞いてもうたあ!」「なんでババさん、僕等の前でプレゼントなんて渡すんですか!」とエキスポは大騒ぎ。いや、別に気を使って貰わなくても構わない、プレゼントは無用だから、と私は言ったのだが、二人は難しい顔をしている。そこに絶妙なタイミングで「師匠! これはボクからのプレゼントです!」とオイシンが箱を出してきた。

「あああ! オイシンまでえ!」「タイミング悪いっちゅうねん!」とエキスポは絶叫。オイシンにしては上出来のタイミングだったと思う。

 ちなみにババさんからのプレゼントは、シザーハンズのエドワードのフィギア人形。ゴス度 100 %の素晴らしいもの。オイシンからのプレゼントは、アイボのパチモンのテクノのさらにパチモンをちゃちくしたような、マックスとかいう玩具の犬。脱力度 100 %の下らないものだった。とはいえ、エキスポを追い込む効果は絶大で、エキスポの二人は「なんやオイシンこれ、しょうもないもん買ってきて…いやいや、僕等にそれを言う権利はない!」「そうやそうや、そんなこと言ったらプレゼント買わなあかんはめになる!」と大混乱。楽しいはずの明日の鶴橋行きが、地獄に変わったというような顔をして帰っていった。

 私はエキスポの二人の誕生日に何をした訳でもないので、彼等が私に気を使う義理はこれっぽちもない。故にこのような次第になって、二人が気を使いまくるはめになったのを遺憾に思う。ここで書いても仕方がないが、ホントに二人とも気を使わないでくれたまえ。

 そういえばクラタニくんとリエちゃんも来店。「お誕生日おめでとうございます。」とクラタニくん編集のノーザンソウル入りテープをリエちゃん手作りのカセットテープ入れに収めたものをくれた。クラタニくんまで! どうするエキスポ? って別に気にしなくてもいいんだけどね。ちなみにリエちゃんも 9 月 28 日が誕生日なので、それでクラタニくんは私の誕生日を覚えていたそうだ。

 ババさん、オイシン、クラタニくん & リエちゃん、プレゼントどうも有り難うございました。で、明日エキスポはどうでるんだろう? 楽しみ。

小川顕太郎 Original:2000-Sep-29;