京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

HOME > diary > 00 > 1011
 Diary 2000・10月11日(WED.)

ヒロキくん、御苦労様でした

 本日で一応、ヒロキくんはオパールの御役御免である。「一応」と書いたのは、何度も言うように、これからもちょくちょく手伝って貰うからであり、すでに何日分かは頼んである。つまりレギュラースタッフではなくなるというだけで、オパールとの関係は持続する。これは非常に喜ばしい事だ。

 が、それは横に置いといて、とりあえずは今日で「退職」なので、ヒロキくんが帰る時に、みんなで感謝の気持ちと共に送り出す。「ヒロキくん、長い間御苦労様でした」。ヒロキくんは、ちょっと寂しそうに帰っていった。ように私の目には見えた。

 その後、片づけを済まし、さて帰ろうかと一服していると、「ただいま」とヒロキくんが帰ってきた。えらい早いなあ! ちょいとそこらで飲んで、帰り道に通りかかったらまだ電気がついていたので、思わず寄ったのだそうだ。いやいや、いつでも寄って下さい。ところで明日はみなみ会館で『スーパーフライ』だね。「あ、オレも『スーパーフライ』観に行くよ」とヒロキくん。なあんだ、じゃあ明日、映画の後に一緒に飲みに行きますか。「いいねえ」。てな訳で、「また明日〜!」と言ってヒロキくんと別れた。これじゃあいつもと変わらないな。

 家に帰ってビデオで『嗚呼! 花の応援団』曽根中生監督を観る。おかしくて爆笑する。なにがおかしいのか。それは応援団という存在の滑稽さだ。

 端から見れば、応援団なんて存在しなくても一向に構わないのだが、彼等は自分達の存在そのものにメンツをかけ、虚勢を張り、他校との喧嘩に明け暮れる。特に団旗を命より大事なものとみなし、試合を応援している間、鼻血を吹き出し、口から泡を吹き出しながらも、倒さないように支え続ける。一年生はゴミ、二年生は奴隷、三年生は人間、四年生は神様、という極端な序列制度。団旗を傷つけてしまった時に切腹をして責任を取るという在り方…。そこでフト思ったのだが、これって大日本帝国の軍隊に対する批評か? 団旗は日本国旗で、団歌は日本国歌。国旗国歌法が問題になっている現在にこそ見直されるべき作品。かな?

小川顕太郎 Original:2000-Oct-13;