Diary 2000・7月29日（SAT.）
セドリー・カクテル
ワダくんは日本酒派なので、洋酒はほとんど知らないという。しかし、オパールで働くからにはカクテルを覚えなければならない。そこでヒロキくんが代表的なカクテルを何種類か作って、説明を加えた上でワダくんに飲ますという講義を行った。羨ましい。私も復習をすることにする。
しかし私ももともと日本酒派で、最近は焼酎に移行しているといった具合で、それほど洋酒が好きな訳ではない。どうせ飲むなら焼酎を飲みたい。それじゃあ焼酎を使ったカクテルってないものだろうかと考えて、フト思い当たった。セドリー・カクテル。梶山季之の小説『せどり男爵数奇譚』に出てきたカクテルで、確か焼酎とジンとウォッカと…何種類かの透明なお酒を混ぜ合わせ、傍目には水を飲んでいるように見えるが実は強烈なカクテル、といったものだったはず。記憶が曖昧だが、本には正確な配合は書いてなかったような気がする。で、適当に混ぜ合わせて作ってみたのだが…。
…いかんいかん。営業時間中に寝てしまった。どうも最近は疲れが溜まっているのか、もう年なのか、お酒を飲むとすぐに眠くなる。それでもさすがに営業時間中に寝た事はなかったが、いや、こっそり裏に行って寝た事はあったけれどもカウンター内で寝たことはなかったが、あんまりお店が暇なもんで。何故？ 昨日は忙しかったのに。という訳で、一足お先に帰らせて貰う。
小川顕太郎 Original:2000-Jul-31;