京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

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 Diary 2000・2月19日(SAT.)
改装 SPECIAL!
21 日リニューアル・オープンまであと 2 日

うわあああああああ

 実をいうと昨日家に帰ってからもやらなければならない仕事があり、徹夜をして朝を迎える。その仕事を主に担当していたトモコは、仕事をやり終えるとともに、それを持って出かけていった。その時の時刻は午前 10 時。もうオパールでの作業は始まっている。私はとりあえずオパールに電話して、2 〜 3 時間ほど仮眠をとってから行くと告げ、寝た。

 恐ろしいものできっちり 3 時間で目が覚める。で、そのままオパールへ。オパールではヤマネくん、タケダくん、ヒロキくん、カンベさん、オイシン、マチデくんが作業していた。本日の目標は「できるかな」。ゴンタくんの絵付き。むう。早速、タイル貼りにとりかかる。

改装Photo タイル貼りの難しい所は、隅っこなどそのままではタイルが入らない所に、その形にあうようにタイルを切らなければならない所だ。タイルカッターもあるのだけれど、これではどうも思う形に切れないので、結局グラインダーで切ることになる。またこれが大変なんだ。砂のように細かいタイルの破片が、切るときに飛び散るので、目・口・鼻がめちゃ苦しい。


改装Photo この最もきつい作業を担当してくれたのはヒロキくん。それだけでも凄いのだが、ヒロキくんの仕事がまた細かい! 微妙なズレや凹みなどにきっちり合うように切るという、驚くほど丁寧なイイ仕事をしてくれる。思わずヤマネくんが「出た! 素人仕事!」。ちなみにこの現場では、プロなら絶対にしないような丁寧ないい仕事に対して、「素人仕事」と賛辞を贈ることになっております。オパールとは、輝ける素人の店ですから。

 カンベさんもイイ仕事をしてくれました。ひとりで天井を作ってくれたのだ。「天井どうしよう〜」と、ヤマネ & タケダ組も悩んでいたので、これは助かったはず。ほんとに有り難うございます。

 サイトウくんという、エキスポのオパール看板製作を手伝ったことのある人も手伝いに来てくれ、さらにミツギちゃんも、手作りホットドッグの差し入れを持ってやってき、総勢 9 人で作業をする。もおおおお、大変です。

 21 時頃に、みなで「天狗」に夕飯を食べにいく。そこに会社帰りのベッチもやってくる。「じゃあ、ベッチにはタイル貼りを手伝って貰おうかな」。「いや、駄目ですよ、ベッチは床貼りの方で貰います」と、いきなり引っ張りだこのベッチ。ベッチも手先が器用で、且つ仕事が丁寧だからねえ。性懲りもなく、皆でたらふく食い、酒もガブガブ飲む。アルコールが入る事によって、異常に盛り上がるテンション。よおおおっしゃ! やるでい!

 オパールに戻ってから猛ピッチで作業が進む。とにかくもう、後がない。なんとかタイルだけでも貼っておかなければ、まじでやばい、かもしれない。なんというか、もう、みんな感動的なまでに頑張る。オーラでも立ちこめているのか、空気がキラキラと輝いている。そこにラジカセから流れるバカラック。思わず目頭が熱くなり、そっと目を押さえる。「ケンタロウくん、木とタイルの切り屑が空気中に舞っててちょっとすごいから、窓あけるでえ」。あっ、どうぞ。なんだ、目に染みるのは切り屑だったのか。

 午前 3 時をまわった時点で、残っているのはヒロキくん、オイシン、マチデくん、そしてタケダくんとヤマネくん。他の人達も、みんな明日は朝早い人ばかりなのに、遅くまで手伝ってくれました。ありがたい。そして私とヒロキくんも帰ることにする。なんといっても我々にとっては、工事の終わりは仕事の始まりですからね。ううん、例え工事が間にあったとしても、果たしてちゃんと営業できるのであろうか。なんか工事終了後は一週間ほど慰安のために休みたいかんじ。

 タケダくんとヤマネくんはまだ工事を続行。大変だ。朝の 7 時から作業をしているので、この調子なら 24 時間労働になりかねない。が、大変さは微塵も顔に出さず、笑顔で我々を送り出す。「まかしておいて下さい!」任せます。とりあえず、オイシン & マチデ兄弟を置いていくので、使ってやって下さい。オイシンも最後ぐらい役に立たな。つうことでピース。

小川顕太郎 Original:2000-Feb-21;