Diary 2000・8月2日（WED.）
妖怪
にわかに妖怪ブームである。まずは私が集め始めたフルタの「百鬼夜行・妖怪コレクション」。この妖怪のフィギュア付きお菓子がなかなか近くのお店で売っていない事から、みんなに売ってる場所を探してくれるように頼んだのだが、みんなミイラ取りがミイラになって自ら集め始めてしまった。
ベッチなど、本日「狂骨」の通常彩色版を手に入れて、全種類を通常彩色版で揃えてしまった。そしてまさかと思われたヒロキくんまで「やばいねえ」と言いながら着々と揃えている様子。ううむ、私はあと「カマイタチ」の通常彩色版のみだ！
加えて 8 月の 17 日から 29 日まで、大丸京都店 6 階の大丸ミュージアムで、『大妖怪展』が行われる。これは北斎や暁斎や水木しげるの妖怪画・幽霊画、人魚のミイラや河童の手、今回初公開という瑞龍寺所蔵の河童のミイラ、などが展示され、「照明や音響によって異界のイメージを演出し、子供から大人まで楽しめる体感型の妖怪展」という事だ。みんな「絶対に行く！」と鼻息荒い。
ちなみにクラタニくんが、『大妖怪展』のチラシの人魚のミイラを指さして、「こんなの嘘ですよねえ」と言っていたが、いやいやクラタニくん、嘘ではないよ。人魚は実際に存在したのだ。このミイラは決して猿のミイラと魚のミイラをくっ付けて作ったのではないよ。実際に見てみれば分かる。とてもくっ付けたようにはみえないはずだ。そういって、江戸時代には世界中からわざわざ日本までみんな人魚のミイラを買いに来ていたのだから。
最後に映画『さくや 妖怪伝』の公開も間近だ。反・水木しげるの立場で作ったという妖怪達の造形が素晴らしいとのもっぱらの噂。よおし、絶対観に行くぞ！
小川顕太郎 Original:2000-Aug-4;